自己革新とは

2011年になりました。

明けまして、おめでとうございます。

 

今年のソシデアは、ホップ・ステップ、ジャンプの、「ステップ」の段階に移れればと思っています。今年もよろしくお願いします。

 

今日は何だか、元気で朝早く起きてしまいました。

 

「イノベーションについて考える人、その人自身が自己革新的な考え方が出来ていなければ、会社に対してイノベーションを主導できるわけがない」

 

昨年、最も印象に残った言葉で、東大の妹尾先生が、このようなニュアンスをおっしゃていました。

 

その人自身が自己革新的な考え方が出来ている、とは、どういうことなのでしょうか?

 

自己革新とは、私たちの馴染みがあるところでは、アーティストが実現していたことなのではないかと思っています。彼らは、自己革新の表現者であることが存在意義であるとも言えます。

 

例えば、ベートーベンは、交響曲3番、5番、9番と、飛躍的に革新的な曲を作曲されました。これは、過去の先輩たち(モーツァルトさんやバッハさん)の偉業を継承しながら、自分自身の中で音楽と向い合って、音楽で表現できるもっと深いもの、を探し続けて、もがいて出した結果が、誰も聴いたことがない革新的な音楽を生み出したように思います。

 

したがって、イノベーションとは、過去のその分野における偉業を継承し、認識しながら、自分自身がさらに、その分野において、その分野の可能性の限界まで見つめて、もがいて出した結果である、とも言えるのではないでしょうか。

 

これをあてはめると、自分の場合には、従来の知的財産業務を承継し、認識しながら、自分自身がさらに、企業経営において、その可能性の限界まで見つめて、新たな知的財産マネジメントの方法を見つけること、が、ソシデアの責務であり、ソシデアに当てはめた自己革新的な考え方なのでは・・と思っています。

 

すぐに、自己革新的な考え方で、サービス提供ができるのは難しいかもしれません。しかし、少なくとも、そのような心構えで、知財マネジメントの可能性について、取り組んでいきたいと思います。